研究内容
研究紹介
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環境と健康:環境疫学研究
環境と健康との関わりで、おもに大気環境(大気汚染、気象、気候変動など)が健康に及ぼす影響について、国内外のデータを用いて統計解析をしています。得られた疫学研究の結果を利用した将来予測もします。このような研究から、地球環境がどのように私たちの健康に関わっているかを明らかにし、疾病の予防に役立てていきます。
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高齢者の保健福祉課題に関する疫学研究
在宅および介護施設等で生活する認知症を有する人々を対象として、認知症に伴う行動・心理症状(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia: BPSD)の疫学研究を行っています。また、施設と在宅の介護の場の違いにおける課題、高齢者における向精神薬の使用に関する課題、ADL、IADL、および精神機能などの指標からみた高齢者の健康課題を検討し、高齢者本人は家族のQOLの維持向上と高齢者を取り巻くより良い社会環境を目指していきます。
当教室の研究手法
保健医療分野での大規模な臨床情報と、地上観測の環境データ、衛星観測などリモートセンシング技術やシミュレーションモデルなど新たな方法から得る地域の環境・経済・インフラに関わる情報を組み合わせた環境疫学手法を用いています。統計分析ソフトRやSTATAを用いた時系列分析や時空間分析を行っています。