北海道大学大学院医学研究院‐衛生学教室

Department
of HygieneGraduate School of Medicine,
Hokkaido University

社会医学分野衛生学教室では、学際的なアプローチで、
人口レベルでさまざまな環境要因の健康への影響を
解明することを目指しています。

お知らせ

セミナー情報

衛生学教室セミナールーム（C2-110）で毎週実施しています。各自が関わっているプロジェクトの進捗報告や最新の論文紹介に関するEpi meetingおよび研究に携わる学生を対象とした基礎的なRゼミを、いずれも日本語/英語のバイリンガルでおこなっています。興味がある方は教室にいつでもご連絡ください。

▶　隔週月曜日　18:00-19:00　Epi meeting
興味のある文献の紹介、最新の疫学手法に関する文献抄読、自らのリサーチプログレス

▶　隔週火曜日　17:00-18:00　R seminar
統計分析ソフトRを用いた実践トレーニング

ご挨拶

私たちの健康は、遺伝要因だけでなく、環境要因により規定されます。環境要因には、身の回りの生活環境だけなく、物理・生物・社会的環境も含まれます。さらに、人間の活動が生態系や地球システムに影響を与え、結局のところ私たちの健康に返ってきます。当教室では、主に環境保健・環境疫学、高齢者の保健福祉疫学をテーマとしており、地球規模の環境（気候変動、大気汚染、黄砂、熱波、大雨などさまざま）と健康に関わる課題～地域の医療問題まで幅広く対象とします。そのために、保健医療分野での大規模な臨床情報と、地上観測の環境データ、衛星観測などリモートセンシング技術やシミュレーションモデルなど新たな方法から得る地域の環境・経済・インフラに関わる情報を組み合わせた環境疫学手法を用いて、地球・地域環境が人々の健康に及ぼす影響について明らかにすることを目指します。環境と健康との関わりに興味のある学生さんだけでなく、大きなデータを見ると心躍る（心休まる場合も）学生さん、お待ちしています。

衛生学教室教授上田佳代